龍馬伝には失敗した

鮎原人

2010年07月19日 18:00

『龍馬伝』、今まで見てなかった。

昨日、たまたま暇でNHK付けたらやっていたので見たら、「面白い」ではないか!

昨年の『天地人』で、大河疲れしてしまったのと、また「龍馬かぁ」と、司馬遼の『竜馬がゆく』で竜馬モノは知ったかぶりしてた鮎原人としては、福山龍馬にやられた!

そもそも、龍馬が嫌いになった訳ではなく、司馬遼太郎に対する自分自身の評価が最近落ちてきているからなのだが。
(結局、英雄モノ(歴史の光の部分)中心の司馬史観が、この歳になると嘘っぽく見えてきて。経営者の英雄志向には向いているようだが、どうも現実とは違うような気がする。松本清張のような世界が本当の浮き世じゃないのかと。)

そんな先入観から、番組開始から全く見てなかった訳だが、ここに来て衝撃をうけてしまった。

しかも高杉晋作役が、伊勢谷友介!! 高杉は本当にこうだったのではないかと思える迫力。

なぜここまで面白かったのだろう。
なんだろうか、この現実感は。
キャストもそうだが、演出、脚本、それとこれまでの『セット』的でない映像表現。
プログレッシブカメラ(通称30Pカメラ)の威力なのか?

これはまさに映画である。

大河映画と呼ぶに相応しい出来だ。

今まで見ないで大失敗!


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