ま球磨の草子

鮎原人

2010年09月05日 15:29

鮎は大物

やうやう太くなりゆく

尺物少し掛かりて

針先立ちたる背の深く耀きたる

           清流納言  「ま球磨の草子」 より
           

二俣の瀬

瀧花の瀬

↑右岸大岩の左に人が居ます。






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(春は曙)
   鮎は大物
    →鮎は大物(が良い)

(やうやう白くなりゆく)
   やうやう太くなりゆく
    →だんだん太くなってきた

(山の端すこし明かりて)
   尺物少し掛かりて
    →尺物(鮎)も少し掛かるようになって

(紫立ちたる雲の細くたなびきたる)
   針先立ちたる背の深く耀きたる
    →ハリが立った背中が深く耀いている(のが特に味わい深い)



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