鮎釣りと雲

鮎原人

2010年12月12日 01:05

最近流行している言葉に、

クラウド

がある。

釣り師であり、ブロガーでもある鮎原人、パソコンは欠かせない生活である。仕事中は言うに及ばず、オフでも傍らにパソコンは存在する。それは病的でさえある。
ブロガーの皆さんは少なくともコンピュータを使われる方であり、そうでない釣り師よりはこの手の話に抵抗感はお持ちではない?と思い、政治問題テーマよりは「軽い」かな? と言うことで、徒然なるままに、とりとめも無く。



このクラウドという言葉、正直「???」だったが、コンピュータのネットワークを表現する際、雲で囲んだ絵で表現する場合がある。このことから「クラウド=雲」と呼ぶようになったらしいが、言い得て妙で、それまでも存在したネット上の仕組みの多くが「クラウド」の一言で、何か新鮮な光をもったように感じる。
ただ、どこかのコマーシャルであったように、他人が「クラウド」という言葉を使うにつけ、「そうそう、クラウド、ね。」と、判ったような判らないような生返事をしていた原人、よくよくしらべてみても、判ったようなワカラナイような言葉である。
好きか嫌いかと言えば、他人が判ったように使う姿は「嫌い」。自分でもよくわからないから、やっぱり「嫌い」(笑)

で、そんな脳内混乱の最中、グーグルからクラウドOSなるものが出ると聞いた。
まだクラウドが何なのかわからないとこに持ってきて、OSを出すとは、神経を逆なでするにも程がある(笑)

こういう硬直的な反応を示すことが、もう老化が始まっている証拠で、経験が無い事象に対し、素直に受け止めるのではなく、それまでの経験に照らし合わせて理解しようとするところが、「歳を取った」証拠であるw

で、その、少ない経験に照らし合わせて大雑把に考えてみた。
現在主流のコンピュータは、自身のハードディスクにOS、アプリ、素材(写真、文書)を詰め込み、必要に応じてネット接続して利用するスタイル。
それに対しこのクラウド方式とは、最小限のOS機能とブラウザだけで機能し、大半のアプリはネット接続したサーバ上、要するに「向こう側」から提供されたアプリを使い、保存先はネット上。
すでにお使いの方はご存じの通りGoogle  Apps というものがある。これを使うと、この新しいクラウドOSの片鱗を体験できる。
これはブラウザのアドインの一種で、従来型のWindowsアプリケーションでは無い。ブラウザで機能するアプリ群である。
丁度こうやってブログ書いているのもブラウザ上であるが、それをもっと一般的にしたものだ。
鮎原人も既にGoogleカレンダー、Googleドキュメントの熱心な利用者だが、何が便利かというと、情報をネット上に預けておけば、ネットにさえ繋がれば、いつでもどこでも、最新の情報にアクセスできる。パソコンが常に必要じゃ? と思われるかもしれないが、一部サービスは携帯電話でも利用可能だし、今後日本でも爆発的に増えるであろうスマートフォンでも多分抵抗なく使えるようになると思う。

さて、ここで注目されるのが、アプリの扱い。
Google Appsのアプリは、Windowsの「プログラムの追加削除」対象のアプリではない。ブラウザ上の拡張機能である。つまりブラウザさえあれば、あとは不要。
ここで困る人が居る。それは、マイクロソフトである。かつて「悪の帝国」とも呼ばれ、コンピュータ業界を牛耳り、ビルゲイツはフォーブス1位であり、知らない人は居ない企業であるが、仮にグーグルOSのクラウド方式が主流になったとすると・・・
アプリは売れない(Google Appsは無料)、OSも売れないという、彼らにとっては悪夢のような時代がくるのではないかと。
そして原人予測では、アプリも一つのコンテンツ(道具・素材)の一つになり、Appleのアップストアの様に、Gooストア?で有料で売られるようになる? マイクロソフトは泣く泣く、そこでアプリ販売をして糊口をしのぐようになる?? そんな時代が来るような気もする。
逆にクラウドOS戦争になって、MSクラウドOSなるものが生まれる? そうなると、窓(Windows)越しに眺めていた大空の雲(クラウド)に手が届き、新たなコンピュータ利用の地平が広がる? (こうやって表現すると、ちょっとロマンチックw)



で、鮎釣りと雲の話

釣りとはコンピュータの世界とは異なり、とりわけ現実的な行為だと思う。五感をフルに使うし。
ただ、人間の思考、感覚、記憶・・・はすべて脳の仕業であり、脳への信号伝達がきっかけとなっている(らしい)
つまり、五感を代替する装置を直接脳に繋げば、脳からしたら「現実」と「仮想現実」とは区別がつかなくなるのではないかと。
少し前のニュースで、視力を失った人が、網膜に直接電気信号を送ることで、「光」が「見えた」そうだ。
これを他の感覚器官に総合的に応用すれば、「完全」な「現実」が再現できるのではないかということ。
まさに映画「マトリックス」の世界である。

このクラウドを鮎釣りに当てはめるとどうなるか。
希望者がお好みの「川」を選び、お好みの「道具立て」で、鮎釣りを楽しむゲーム。
複数参加者がその同一の「雲(クラウド)河川」に集合し、文字通り「ネットde鮎釣り大会」(のりくん、借りちゃいました(笑)) が、実現する。
試合開始のホイッスルなってからポイントに急ぐ時の息切れなども再現されるのかなぁ(爆)

果たして、そんな時代が来るのだろうか?
鮎原人が生きている内は、絶対そんな時代にはならないので、
目の前の「川」を大事にして、いつまでも鮎釣りがしたいですけどね。

逆にそんな時代の為に、良い時代の現実の河川情報や鮎情報を収集しておいた方がいいのかな?
ま、  あ り え な い 話ですがね。

雲だけに、つかみようがないお話で。

お後がよろしいようで(笑)

(カラッ カラッ カラッ カラッ ・・・ 寄席お開きのバチ音の積もり)


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あ~、久々に長文書いて、すっきりした~~(笑)


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