一年を 二十日で暮らす いい男
かつて、こんな川柳があった
年2場所(11日制=22日)で一年暮らせるほど、いい身分だった相撲取り
今じゃ、スキャンダルまみれで身動きが取れない
◇
そもそも、相撲は国技だなんて定義はどこにもありゃしない
大体、国技や国旗なんてものは、諸外国を意識して初めて生まれる概念であって
鎖国時代には必要のなかった発想だ。
色んな情報から推測すると、
恐らく、明治開国以降、海外からの「スポーツ」が流入してきて
相撲の「アイデンティティ」が怪しくなってきた頃
本来「スポーツ」ではなかった相撲を「スポーツ」に分類して同列に扱う 「間違った」 対応がなされたのではないか?
鮎原人は、物心付いた時から、相撲は大好きだ
それは、「人情相撲」も含めて全体がすきだからだと、再認識した。
真剣勝負=スポーツ、八百長=興行
ならば、大相撲は堂々と、興行を高らかに宣言すべし!
財団法人の経済的優遇にすがって生き長らえるより、
「人情相撲も含めてこそ国技である」 と、 高らかに宣言して、
一般のスポーツとは一線を画すべきだ
プロレスを見て、「八百長はダメだ」 と誰が言うのだろう
ただ勝負に強いだけの相撲取り組みに、魅力は少ない
強さもさる事ながら、様々な「芸」を見せてくれる方が、楽しみは深いのだ
◇
世の中すべてが、ワールドスタンダードに振り回されている現在
相撲ぐらいは日本の古い文化を受け継ぎ
「勝負」だけではない「芸」を披露する場として残ってもいいのではないか
十両、幕下で給与に天と地の開きがあるのなら、
完全年功序列にしてしまい、
安心して「芸」を磨ける環境にしたほうが
「国技」としての魅力が増すんではないか ? と、
ここまでひどいことになっている大相撲に対し
全く別の見方から、応援したい気持ちで一杯の、今日この頃だ。
現役の時、カド番でも頑張った魁傑(放駒理事長)よ。 頑張れ!
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