一年を 二十日で暮らす いい男

鮎原人

2011年02月08日 13:53

かつて、こんな川柳があった

年2場所(11日制=22日)で一年暮らせるほど、いい身分だった相撲取り

今じゃ、スキャンダルまみれで身動きが取れない



そもそも、相撲は国技だなんて定義はどこにもありゃしない

大体、国技や国旗なんてものは、諸外国を意識して初めて生まれる概念であって

鎖国時代には必要のなかった発想だ。

色んな情報から推測すると、

恐らく、明治開国以降、海外からの「スポーツ」が流入してきて

相撲の「アイデンティティ」が怪しくなってきた頃

本来「スポーツ」ではなかった相撲を「スポーツ」に分類して同列に扱う 「間違った」 対応がなされたのではないか?

鮎原人は、物心付いた時から、相撲は大好きだ

それは、「人情相撲」も含めて全体がすきだからだと、再認識した。

真剣勝負=スポーツ、八百長=興行

ならば、大相撲は堂々と、興行を高らかに宣言すべし!

財団法人の経済的優遇にすがって生き長らえるより、

「人情相撲も含めてこそ国技である」 と、 高らかに宣言して、

一般のスポーツとは一線を画すべきだ

プロレスを見て、「八百長はダメだ」 と誰が言うのだろう

ただ勝負に強いだけの相撲取り組みに、魅力は少ない

強さもさる事ながら、様々な「芸」を見せてくれる方が、楽しみは深いのだ



世の中すべてが、ワールドスタンダードに振り回されている現在

相撲ぐらいは日本の古い文化を受け継ぎ

「勝負」だけではない「芸」を披露する場として残ってもいいのではないか

十両、幕下で給与に天と地の開きがあるのなら、

完全年功序列にしてしまい、

安心して「芸」を磨ける環境にしたほうが

「国技」としての魅力が増すんではないか ? と、

ここまでひどいことになっている大相撲に対し

全く別の見方から、応援したい気持ちで一杯の、今日この頃だ。

現役の時、カド番でも頑張った魁傑(放駒理事長)よ。 頑張れ!


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