憲法目からウロコ

鮎原人

2012年01月23日 11:29



ある番組で憲法がテーマになっていました。

普段特に強く興味が惹かれる訳ではないのですが、
今回は番組に聞き入ってしまいました。

要約すると上の図のようだったかと。

ここで衝撃的だったのは、
日本国の存在以前に日本人を規定しているということ。
つまり、日本人は日本国によって認定されてはじめて存在するのではなく、
元から存在するもの。

たとえば、日本政府が消滅し、周りが死に絶えて国民がたった一人自分だけになったとしても、
自分=日本人=日本国 であると考える強靱な自覚。

また日本政府とは日本国自身ではなく、
日本国民が付託した代理組織であるということ。
ポイントは日本政府=日本では無い! ということです。
国民主権(=政府主権ではない)という意味は、そういうことなのです。

それを指揮・監督する術として、

憲法がある。

憲法とは政府が国民に作り与えたものでは無く、
まして天皇から下賜されたものでもなく、
国民が自らの権利と主張を明らかにした民族の大原則なのだということ。

今の憲法は戦後「与えられた」憲法であるからして、
上のような意識が希薄であるが、
国境が陸で接している国々は国家・民族を規定する習慣・必要性が自ずとあった。
それが憲法であり、民族の最も基本的な権利だということ。
改めて認識させられた。

つまり民族が憲法によって国家をコントロールするという形。

さて、今の日本はどうだろう。
憲法って、影が薄くなっていませんか?
日常の意識から消えていませんか?
もし憲法が無かったら、どんな悲惨な世の中になっているかと想像できますか?
9条の是非は、護憲とは9条を守ること? それとも「憲法」を守ること?
憲法を守るとは、時代に合わせて維持メンテすることであり、改正も厭わないこと!

一度、憲法をしっかり勉強してみたくなってきました。



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