NO SIDE

鮎原人

2012年05月06日 23:00

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作詞:松任谷由実
作曲:松任谷由実
編曲:松任谷正隆

彼は目を閉じて 枯れた芝生の匂い 深く吸った
長いリーグ戦 しめくくるキックは ゴールをそれた

肩を落として 土をはらった
ゆるやかな 冬の日の黄昏に

彼はもう二度と かぐことのない風 深く吸った

何をゴールに決めて
何を犠牲にしたの 誰も知らず
歓声よりも長く
興奮よりも速く 走ろうとしていた あなたを
少しでもわかりたいから・・・・

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「NO SIDE」は、冬枯れの芝でのドラマチックな試合を見たユーミンがその一人の選手に思いを馳せて綴った詩。

以前から大好きな歌だ。



けれども私は先日、これとは正反対の 「原色の体験」 をした。

今将に 「人生」 が始まったばかりの若いラガーマン達が踏みしめた芝の若葉の匂い漂う初夏のラグビー場、

ほとばしる若い汗、

期待に胸を膨らませた躍動、

多くの同じ志を持った全国の仲間と知り合えた感動、

早くもぶつかった高い壁、

恐らく一点の曇りも無い、描いたばかりの夢に向かう強い意志。


そのどれもが新鮮で、彼ら新ラガーマンの旅立ちに立ち会えた事が、一層このスポーツに対する感動を深める。


たとえ最後に、枯れた芝の匂いをかごうとも、

君たちは、一生懸命 「今」 を生きているんだ!




当日、初対面にも関わらず、ぶしつけにも思わず握手を交わした元神戸製鋼主将、

大西一平氏も、同じように感じ取ったのだろう。

http://brash.glam.jp/onishi/archives/5374


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