もう9本継ぎなんて要らない♪ 長良郡上釣行記。

鮎原人

2012年06月11日 15:28

SEIKIの新作、9本継ぎの軽量竿 205g-(マイナス)

えっ? そんなの売ってないはず? 若干継ぎ目が・・・

あなたは正解!


だって、、、、、

こうなんですもの~~~ バキッ!!☆/(x_x) ワイルドな使用感でした


え~っと、^^;; その訳は・・・



漁協の前情報で、「鮎は多い」「石はピカピカ」 と、なんともアドレナリンが出まくりそうな文句で煽られ、


ここを通過しながら、アドレナリンではない 「何か」 が出そう バキッ!!☆/(x_x) ;;;

ゴホッ、、約束のあの川に近づいた事を感じ、一層アドレナリンが出て、

到着したのは午後7時過ぎ。



果たして今年の長良・郡上の状況はどうであろうか?

夕闇観察では、前日の雨で濁って適度に増水した道満の瀬をみて、
「こりゃ、ポイントは深場の限定されたところだな。もしくは白泡。」 と、
キャンプ地に決めた稲成鉄橋下流を目指す。

もう、かやのたも さん と尺鮎への道 さん は盛り上がって、出来上がって、喰みまくってました^^;;

(写りませんですた^^)



前回付知解禁で、普段飲めない酒を自分としては浴びるように飲んでしまって、いまいち調子がでなかったことを反省し、しっかり寝ようと、多分23時位に車に潜り込んだと思う。

明けて午前3時。

突然の雷雨のような音が、車を叩く。 「なんじゃ??」 と気力を振り絞って起きると、かやのたもさんの目覚ましコール。

携帯目覚ましの4時設定が無駄に終わったことを渋々悟り、早くも川には点々と明かりがうごめくのが目にとまると、「何のための前乗りだ~」 と、自分を奮い立たせ、起こして貰えた事を感謝する。

実は毎年解禁は前乗りで疲れ切って、7時出勤なのだwww



時間は4時、夏至が近づき、こんな時間でも十分釣りになる。

付知で使ったままのラインを伸ばして、おや?ツケ糸が無い?=最後根掛かりで切ったことを思い出し、早くもスプールを何回も出したり入れたりする俺。

準備は全く無し。前回の梱包状態のまま。最近の「やる気」 度合いが窺えよう。 でもしか~し、鮎は道具では無い=場所であるw

老眼アンド暗闇で通らないチチワを通し、見えないハナカンを通し、オトリも若干握りつぶし^^;;
さあ、と、瀬肩へと送り込む。

増水で流れは平水近くまで戻っては居るが、ここのポイントはアカが悪い。磨かれてない。
だから、慎重に最初は泳がせる(舟にオトリは一尾、自らを追い込む)

その真剣さが良かったのか、辛抱の甲斐あって、4時45分に一尾をゲット。15-6cmの小型。明らかに天然。 だけど今日は解禁日だ、どうも掛かりが遅い。何かある。

何か・・・・あった。 釣れてくる魚は次々と小さくなり、終いには親指サイズも。
う~ん、大型はどこ?? 深場でお休み中?
深場の状況はわからない。まだ日の出前で、水も笹濁り、太陽が真上にあがり、川底が見える様になってからが勝負とみて。 泳がせ気味に釣り進む。

だけれども、釣れども差せども、昨年午前中で40尾を叩き出したポイントが今年はまったく応えてくれない。反応が薄いのである。 まだ時期尚早か? それとも時合いか?

何尾か活きのいいのを掛けてから、下の急瀬に狙いをつける。




見た目はそうでもないが、長良本流が流れ込む瀬だ。 居たら必ず掛かる 「 ヤツ 」 が潜む。

16,7のオトリでは浮いてしまい無理。右腰に常備しているオモリを盲パイし、やや中型のヤツをつける。(大きさはいつも勘である)

脇から流芯に送り込もうとすると、いきなり ガガッ と 待望の良型。

ガガの Poker Face のように クールに抜きたいが、やはり気持ちは高ぶる。

その高ぶりが収まらない内に流芯で更に良型、20cmはある。口掛かりで軽く抜く。

付知でもそうだった、上手く先手を取れば、この205gの軽量竿でも良型は難無く抜ける。



と、ちょっと気を抜いた瞬間、コツンと感じ、若干の糸ふけの後、ガビュ~ン と下流に引き込まれる。

しまった伸される! しかも良型の背掛かりだ。段々の白泡で耐え、耐え、オトリが出ない、出ない??

と、次の瞬間・・・・・ ベキン!!!





(第4代 ペキン原人誕生の瞬間である。 ・・・ ちなみに初代からオイラの自作自演である。)





恐らく、20cm以上の掛かり鮎と、20cm級のオトリ。二尾を釣れて、5番からの上半身は白泡に飲み込まれていく。
同じく5番からの下半身、自ら重量を150g以下まで軽量化した新竿を、脇差しの如く短く持った鮎原人は、曳舟もろとも水煙を上げて、穂先を追いかけ、下流の淵へまっしぐら。
シマノのアドバンスパワーは、大変丈夫な曳舟である!!



幸い、上半身は岩に掛かり回収完了。しかし、この竿とは、40尾に満たず、暫しのお別れとなりそうだ。

SEIKIのHPにある。「抜いてわかる抜きやすさと感度の良さとパワー」 確かに、これまでは。。

「瀬や技術によりますが24cmクラスを問題なく抜けるパワーがあります」

とある。釣った瀬も、自分の技術にも原因があるが、「問題なく抜ける」 かどうかは、、、問題だ www



長良の瀬を舐めた報い。

というよりも、長良の普段の釣りをしていなかった自分に対する忸怩たる思い。

竿で川が変わる訳ではない。川が竿を選ぶのだ。

長良の瀬、あるレベル以上の瀬と、水量は、それを克明に語ってくれた。



気を取り直して、シマノ 弾流 急瀬。

これなら大丈夫。バンバン九頭竜返しをするので無ければ、長良のまぁキツイところでも、それほど 「問題ない」 竿だ。それに今日は道満ではない。

バタバタしている内に、川は満員状態、河原の駐車スペースも満員で、ここまでの混雑は、このマイナーポイントでは初めての体験。

入る場所も無くなったので、急瀬の竿で、チャラ瀬で立て竿。

ここで登場するのが、マツバ!



さっそく、最近流行の「あゆっぺ泳がせ」 を真似て、泳がせていると、偶然当のあゆっぺさんから電話。

神流川の大会で決勝進出!?? (結果は・・・)

しかし、電話が掛かると、掛かる! という言い伝え通りw、

掛かっているでは無いか?! しかしこっちは左手片手持ち。どうすることもできない。

でもへっちゃら。 マツバだから! 絶対背掛かり! しかも二本掛かりだもんね~~。

暫く電話を楽しんだあと、ゆっくり抜いたのがこれ。



先針が背掛かりでぶっすり。おまけに脳天に元針までぶっすり。

これなら世界が終わるまではぬけやしないwww

これに気をよくしてそのまま朝のダメダメポイントの瀬肩に送る込む。 が、、しかし、、、

音無し。・・・

ポイントなのか、ハリが吹き上がっているからなのか?
原因が判明しないまま。昼休憩。



タンパク質と炭水化物とプリン体をタップリ補給しながら、2時間ほど休憩。

3時になったら 行きます からね! と宣言しておいたオイラ。

3時1分前に 良し、行くぞ! と 深瀬の一級ポイントに差す。

尺鮎への道さんは、気持ち良さそうに お昼寝中でしたので、声はかけませんでした ^^;;;



活きのいい18cmのオトリを、行きたいように行かせて、上飛ばしで一尾。

それをオトリに、流芯に差して、2尾。

オモリ噛ませて、深い所の大石を引くと、3尾。

やや時間があって、その大石前に急降下爆撃釣法で入れると、4尾。

なんだか調子がいい。

やっぱり鮎釣りは場所。その場所に到達する為の、竿、立ち込み練習。オモリ。

「一歩前へ!」

それは、明治大ラガーマンが薫陶をうけた恩師の教えでもなく、男子トイレの標語でもない。

紛れもない、大川瀬釣りの格言である。



下竿からの扇型引き上げ釣法、大石周辺でのバイブレーション釣法などを使い、

3時過ぎからここのみで 良型含め 10尾の釣果。


水も温み、立ち込みも気持ちいい晴天午後5時の長良流芯。

一日を振り返り、

「十全な満足感」 というよりも、

「少しの渇望感」 を抱いて、

今回の解禁釣行を終えた。

一緒に楽しんだお二人に感謝。



帰宅後、カウント、計量。



23cmを筆頭に、20cm超が 8尾
15~20が12尾 (バラシ 多数)
15以下のビリが6尾 (他多数放流)

でした。

大型は下顎側線孔が不揃いなので、人工産確定!

おそらく付知と同様、初期の放流がうまくいったのではないでしょうか。

結論))

・今年の長良郡上地区は、去年より釣れなかったが、遡上ビリは多いのではないか?(後半期待?)
・但し、チャラのハミアトは少ない。渇水、時期の問題か? 梅雨明け後期待。
・型が三段階に分かれるため、ポイントに応じたタックル、★ 竿 ★ 選択が重要。

他のポイントの釣果、状況は不明だが、大方は爆釣とはならなかったのではないか?


後書き))
魚をカウントする前、「まあ、20尾くらいかなぁ?」 と言うと、 「少ねぇ~~」 と大合唱の息子達。
(^_^;)\(・_・) オイオイ、 釣り人の心、食べる人知らず ですね~~。



今年の長良川を占いたい!


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