鮎師を名乗るほどの

鮎原人

2013年01月06日 21:54

鮎師を名乗るほどの腕達者でもなく

かといって全くの素人でもなく

上達への一里塚を越えたと思ったら

今何里目にいるのかも分からずあてもなくさまよい

釣れるのは腕のせい、釣れないのは場所のせいにし

周囲より釣れたことで安い溜飲を下げ、次第にその安心すら置き去りにし

来るべきシーズンには何か新しい出会いがあるのだろうかと疑いながら

解禁には約束の地で再会することを何よりも楽しみにしている

これは一体全体何なのだ


だけど、鮎釣りを知る以前よりは確実に、絶対確実に

人生が面白くなったと感じる


今はそれだけで十分かもしれない。


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