全共闘時代を子供ながらに傍観して、
連日連夜、大人は何をモメてるんだろうと、
訳が分からないことへの好奇心から、天邪鬼の私は、
大学当時、全盛のシカゴ学派の経済学を蹴って、
敢えてマルクス経済学を取った訳ですが、
あまり理解できなくて、
でも授業には出てて、
優を貰いました ^^;;
その頃からか、共産主義者でもないのに、資本主義には批判的でしたね。
だから、心の底から サラリーマン を満喫したことはありませんでした。
結局 他人の言うことに従いたくなくて独立。
で、独立以降は以前にも増して、資本主義社会のおこぼれに依存する人生に。。皮肉ですね。
自分勝手な性格を、資本主義批判にかこつけて、いい気になっている。。
資本論、、幸か不幸か、全く覚えてませんね、今は。
近代経済がもたらした度重なる金融危機=世界恐慌は、
マルクスが予想した通り、人格を持った資本のなせる業
当時マルクスが喝破した原始的資本主義に戻ってきているように思えるこの頃
えげつなく、資本は自己増殖の道を歩んでいるようで。
資源を食いつぶす資本増殖、いつまでもつのでしょうね?
◇
で、当時理解したようで全くできてなかった資本論をもう一度読み直してみたくなりました。
世の中でも若干ブームになってきているような?
社会経験も積んだ今、どの程度理解できるでしょうね?
岩波の翻訳は難解な日本語なので、回避、
比較的優しいと言われる大月書店の岡崎訳に期待です。
(amazonで古本かき集めても5000円以上掛かってしまった。。) 図書館に行けば良かった ^^;;
◇
全三巻(文庫では9分割)のうち、マルクス本人によるものは第一巻(文庫三冊)だけ。
残りは草稿とメモを残してマルクスがこの世を去り、親友のエンゲルスが
「マルクスだったら、、」と想像して書いた残り二巻
この文庫では三冊目までがとりあえずの目標ですね。
好きな歴史小説なら一日一冊のペースなんですが、
学術書、しかも難解な哲学書めいたマルクスの文章ですから、何度も読み返したりで、乗り越えるのはたやすくないでしょうね。
読書は若いうちにするもんですが、こういう本に関しては、今だから読めるのかもしれません。
丁度、心落ち着く、雨だしね。
だけど、装丁、なんで 「赤」 なんだろうね?~
時代遅れだよ、
新垢なら鮎も釣れるだろうに、新赤(ネオコミュニスト) なんて、流行らないよ。