ハリを巻く際、通常は下記のようなイカリ巻き機を使う。
これで大体のハリはOKなのだが、
短軸のハリや、ロングテーパーの場合、
フトコロまで巻ききれない事が多い。
・・・8号以上の太軸のハリも台座穴に入らないから、全然ダメアルネ.
みんなどうしてるんだろう? 大針イカリは使わないって?? 俺は12号イカリまで持ってるぞ!(マスコットとして。ハリスは5号! ハリス留めの穴がバカになります (。_・☆\ ベキバキ だから多分逆針一体型のイカリでないと実用的でない)
話が大幅に逸れました\(__ ) ハンセィ
フトコロまで巻こうとすると、一々ハリを避けながらジグザグに手を動かさなければならないし、
時々針先に根巻き糸が触れて、ヒヤっとする(^^)
そして時々、ジャキッと切れて、完成間近にして崩壊の憂き目に遭う(^^;;
そんなことは無いだろうか。
だからそういうときは手巻きするのだが、
手巻きの難点は
形が不揃いになりがち、
持ち手側の指の力頼みなので、疲れる、
強く巻こうとすると、余計に疲れる、
何回か巻く内に、待ち手の親指の爪が摩耗して使えなくなる、
など。
利点は、二方向に畳んで巻く為に、フトコロ付近に来たとき、
根巻き糸を針先から避がしやすい事!
だからハリ形状によっては、絶対手巻きしたいし、8号以上のイカリは手巻きでないと不可能。
それと、遠征先でハリを巻く時、特に車内では、イカリ巻き機ではとてもやりずらい。
一々台座にハリをセットするのは室内照度が足りないのと、そもそも面倒、というか穴がよく見えない。
イライラが募り、肩も凝り、目も疲れる。よってよく眠れる (。_・☆\ ベキバキ
やはりイカリ巻き機は机上の道具である。
やがて思いついたのがこれ↓
お得意の既存品利用(^^;
1.ホームセンターで小型のクリッパー?を買う(200円以下)
・・・先が曲がったやつの方が、ハリをつかみ易い。
2.シリコンチューブの適当なのを買う。必要なのは10cmくらい(数十円)
3.クリッパーの先に被せる。
4.抜け防止に先端の弛みをホチキスで留める
・・・使いすぎて内側が背掛かりの跡みたくなってマス^^;)
・・・痛んだとき交換したいので、決してボンド着けしては駄目。
5.握り部分の板バネを外す。でないと勝手に開いてしまう。
・・・別に両方外してもいいが、工程をわかりやすくするため片方残した
以上。
使用方法
まず、普通に手巻きする。
手巻きの解説は不要ですね(^^)
往路の半分ほど手巻きして、形状が安定したら、
クリッパーで挟む。(ホチキス留めした先端が良く判ります)
この様子を見て頂いてお分かりのように、
手巻きの場合は、数本まとめてつかんでも、指の弾力が上手くハリをまとめてくれて、
必要以上に強く挟み込まないため、崩れずに「掴める」事。
だけど先が裸のクリッパーでは金属が硬くて、強く握るとハリ同士の立体構造(中心が糸で周りがハリ軸)を崩してしまう。緩く握るとすべって役に立たない。
そこで思いついたのが、上記シリコンカバー。
シリコン付きで握ると、多少の握り深さが出て、握り込みがしっくりきて最高。
ハリも崩れず、ズレず。それと元来工具だから握りやすく力もかからないから楽。
あとは巻く側と握る側の力加減を適当にバランスとって、出来るだけ強く巻く。(後で十字にするときに緩むから)
それと大事な
コツが。
十数回巻く毎に、形状を確認して、糸がセンターにあるかも確認しながら、軸をツマミなおして、握り直して整合しながら巻くこと。
そうしないと、巻き終わったとき、緩くて隙間だらけの仕上がりになってがっくり(x_x)
シリコンの保持力が高いので、挟み込んだ初期形状のままで巻ききってしまい、隙間もそのままになってしまう。
だから納得がいくように調整しながら巻きます。
あと、最後に開いて形を作るとき、軸が回転する為、下巻きの段階でチモトまで巻きすぎると、根巻き糸が外れます。
少し余すとGood!
最後は4本開いて、掛け結びをして、アロンして完成。
強く巻けずに心配な場合は、ツノの先端に焼き玉作っておくと、すっぽ抜け対策になります。
完成品
どうですか?結構キレイでしょ (^_^)v
そうそう、手巻きの利点を最後にもう一つ。
手塩に掛けて巻いたハリなので、一尾一尾、大事に釣る事ができますよ!ヾ(^v^)k