プルトニウムの怖さ

鮎原人

2011年03月24日 11:34

福島原発3号機はプルトニウムを使ったプルサーマルです。

いつ、通常の原子炉でプルトニウムを混ぜた燃料MOXが許可されたのか知りませんが、
相当な反対運動を押し切ったのでしょう。

ここで、すこしプルトニウムの事について確認しましょう。

プルトニウム239の半減期は何と、 2.4万年 です。

たった半分になるのに、それだけの期間かかるのです。

また、ベクレルで言えば、1.4兆ベクレル/kgです。

2年間運転した電気出力100万kWの軽水炉の中にあるプルトニウム1kgに対する値。

まさに福島原発。

もし3号機の封じ込めが出来なかったら・・・、4号機の使用済み核燃料プールにもMOXが。

これが体に少しでも入ったら・・・考えたくありません。



下記図は、無許可で勝手に引用させて頂きます。
非常に分かりやすい解説図なので、お赦しください。
シーベルトの意味もよくわかります。
最近聞くようになったベクレルも。

  1マイクロシーベルト=1細胞(遺伝子)破壊 
  但し、人体には修復能力あり、その限界を超えると危険
  放射線によらずとも、どんな人でも常時細胞は壊れています。
  ただその修復が追いついているうちは、発病しないのです。
  個人差があるのです。

  ここに、ある種の恐ろしさがあります。
  つまり、放射能が原因のガンなのか、通常のガンなのか、
  裁判になったときに、争点になってしまうからです。因果関係において。
  だから、予防しておかないと、誰も面倒をみてくれない可能性があるのです。

  ちなみに、ポロニウムという放射性元素があります。
  ポーランドの名をつけた、名付け親はキュリー夫妻です。伝記でご存知の方も多いでしょう。
  1日に1箱吸う愛煙家では、1年でX線検査を200回受けるに等しい被曝量に相当するらしいです。
  被曝を語るには、愛煙家はタバコをやめてからにしましょう。

愛煙家を痛撃する、余談でした。

マイクロシーベルトのレベルでは即座に影響があるわけではないというのは正しいと思います。
ですが、ミリになり、それを年中受けるならば話は別です。
生活者にとって意味のある単位はあくまでも「」です。
報道で、「」で語られたときはおよそ1万倍してください。(正確には8760倍ですが、まぁ多めに思えばいいでしょう)


http://www.geocities.co.jp/Technopolis/6734/pu/puru6.html

プルトニウム PLTONIUM プルトニウム PLTONIUM

プルトニウムはα線(ヘリウムの原子核=陽子2個+中性子2個)を出します。
つぶが大きいぶん、遮蔽しやすいですが、
体内に吸い込んだ場合、周囲の細胞に大きなダメージを与えます。

3号機がプルトニウム燃料を使っていたからこそ、諸外国がいち早く退避勧告を出したのだと思います。

これも、隠しておけない情報です。



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