いつもプルトニウムが作られる
私は中学時代、理科が大好きでした。特に第二分野の地学・生物系が。
高校時代、化学は赤点でしたが、プルトニウムの関係は詳しかった。
プルトニウムは代表的なのは原子量239とうタイプで全プルトニウムの6割位です。
どうやってつくられるのか?
大体の説明なので、細かい間違いはあると思いますがご容赦を。
ウランの原子番号は92、平たく言うと陽子の数が92
安定ウランは、原子量が238です。 つまり238-92=146個は中性子なんですね。
中性子の方がちょっぴり軽いので、数が多いんです。
なぜ中性子があるのか私は知りませんが、
陽子と中性子の間に中間子というのがあって、つなぎとめていると言うのが、
かの湯川博士がノーベル賞を取った中間子理論であったと思います。
で、プルトニウムと言うのは、原子番号94で、代表的な原子量は239です。
どうやら陽子は増えずに、色々あって、中性子が1個増えたのかな?
よく分かりません。
私の知識はこの程度。高校時代はもっと知ってましたが、もう忘れました。
◇
で、本題はこれからです。
ではプルトニウムはどうやってつくられるのか。
フランスで作っているのではありません。
フランスは日本で出来た核のゴミを再処理して純度をあげているのです。
プルトニウムそのものは原子炉内部で作られてます。
ウラン238は核分裂しません。同位体のウラン235が核分裂します。
これを燃料の5%位にすると、原子炉で発電に調度良い状態になる訳です。
あまり濃度をあげると、核爆弾になってしましますから。
で、プルトニウムです。
ウラン235が崩壊したときに出る中性子は、ほかのウラン235に当たって継続した連鎖反応=臨界になります。
そのとき、いくつかの中性子は、ウラン238にも当たり、いくつかの反応や崩壊を経て、
プルトニウム239という新しい元素が作り出されます。
だから勘違いしないで頂きたいのは、MOX燃料は最初からプルトニウムが入っていますが、
普通のウランだけの核燃料も、燃やせば、最終的にプルトニウムを作り出すのです。
福島原発には、使用済み核燃料があります。
恐らくプルトニウムの量は、 トン クラスだと思います。
これが今、火災や制御不能の状態になるかどうかの瀬戸際なんです。
もし、封じ込めや処置に失敗すれば、、、
そこから先は、言いたくありません。
私が、原発事故直後に感じた恐怖や、神にもすがりたい思いは、
事故対応の作業者さんに祈るような気持ちでいたことは、
この頃になってようやく言葉で表現できるようになりましたが、
こういうことです。
◇
今週の朝まで生テレビ(3/26 am1:34~)は、
田原総一朗氏のtwitterによれば、
プルトニウム、プルサーマルのことを取り上げるらしいです。
余裕のある方は御覧ください。必見です。
どういう方向に議論が進むのか?
見物です。
なぜか?
「想定外」を連発する当事者と、「想定内」が得意だったホリエモンとの対決が見られるかもしれないからです。
最近疲れ気味、これぐらいの軽口はお許しください m(__)m
みんなの力で、東日本大震災の復興支援をしよう!
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