年間線量
国が基準とした20mSv/年がどれくらいのものなのか知りたくて調べました。
今回の政府の基準は、空間線量(外部被曝)のみを対象にしていると、文科省の担当から驚愕の話がありましたので、
実際の被曝線量は、内部被曝と食物からの被曝を考慮すると、
外部被曝だけで20mSv/年では、内部被曝等が加わることを考慮すると単独では多すぎ、外部被曝単独ではせめてその半分から1/4を目安とすべきでしょうか。
そうすれば総合被曝で20mSv/年未満になりそうです。
なぜ少なめに見積もるかと言うと、どうせ知らず知らずのうちに被曝は増えるからです。
その20mSv/年はどの程度か、上記の表を見ての通り、
ブラジル・ガラパリの人(10mSv) の倍、
タバコ一日1.5箱/年の13-60mSv との比較範囲かなと。
タバコの発がん危険性は吸わない人の数倍とか。
ちなみに日本でも地下鉱物の影響で自然放射線量が多い地域はあります。
風評被害になるといけないので公表しませんが、本州のどこかと言っておきましょう。
福島ではありません。
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さて、
問題なのは、上記表は信じるとして、
政府の発表する数値が果たして正しいのかどうかです。
まず、文科省の公表数字は空間線量(外部被曝)のみだったことは、放射線の危険認識が前時代的です。
昔は原爆基準と言って、空間線量による被曝の疫学調査結果しかなかったようですが、
今では内部被曝も大変危険だというのが学会の定説です。
政府の発表が空間線量基準だとすると、その基準の古さに驚くと同時に、
そんな頭の政府発表の数字は鵜呑みには出来ないと思ったほうがいいですね。
いずれにしても、タバコは一番いけませんが。。。
オレ鮎さんからの情報では、
チェルノブイリ以後、ドイツで被曝に気をつけて食事・子育てをした親の子と、野放図に育てた子とで、その体内から発する放射線量(内部被曝量)は何百倍も差が出たそうです。
ですので、子を持つ親の皆さんは、気をつけるに越したことはないでしょう。とくに子供は放射線感受性が高いので要注意です。
どこかのテレビで、有名な放射線技師が 「ある程度の放射線は健康に良い」 と言ってますが、
それは、大人の男性であって、しかも内部被曝が無い場合に限るのでしょう。
子供に当てはめてはいけないような気がします。
安易に鵜呑みにしない方がいいでしょう。