背カンのイメージとしては、「抜けない背針」という感じ。
それも鼻カン側が自由になって背針だけが効いている感じだ。
背針だけ釣法で思い出すのが、渓流バリを背針代わりに刺して鼻カンナシで釣る方法(「稲妻」というらしい)。
一応試したが、大鮎では囮が飛んでしまう事があるし、ハリを外すときに背中へのダメージ(返しがある)が大きいし、重心を背中の中心に設定しずらいので、囮が傾いてしまい、よろしくない。
その点背カンは簡単には外れない構造(鼻カンと同程度)になっているので安心。
その背カンにも知る限り2種類ある。
タイプAが、△(三角)背カン
タイプBが、O(丸)背カン
では、背カンを使うとなって、必要な特徴はと言うと、
1.刺しやすさ
2.外れ難さ
3.外し易さ
4.鮎ダメージの少なさ
ではないだろうか。
これを基準に各背カンの特徴をまとめると、
△(三角)背カン
の特徴:
1.刺しやすさ
線径が細ければ刺しやすい。但し先端加工の精度に依存
フックするときコツが要る(数回で慣れる)
2.外れ難さ
バネ線のひねりフック方式なのでまず外れない
高さがあるので、深くさせる=身切れしにくい
3.外し易さ
バネ線のひねりフック方式なので、両手が必要。爪も削れていく(^^;;
4.鮎ダメージの少なさ
△の底辺が鮎の頭振り運動に対して回転軸として作用するので、差し口への負担が少ない。
5.その他
軽くてつまみやすい。
刺す向きが限定される(フックを頭側に出さないと、引いたときに外れる)
→利き手に合わせて作り方が逆になる。
先端が鈍り易い(半日は保つ、途中でヤスリで研ぐ(^^;)
鈍ると刺すときプスッと音がする(気ガスル)
自作する以外にない。(なんならお譲りしましょうか?)
O(丸)背カン
の特徴:
1.刺しやすさ
鋭利な先端加工なので、滑らかによく刺さる。
しかし△(三角)背カンよりは持ちづらい(鼻カンと同程度)
2.外れ難さ
ものに依るが、チューブに芯がないものは非常に不安。
特に囮が寝た時の起こしや、引き戻す時に外れる
3.外し易さ
鼻カンと同程度
4.鮎ダメージの少なさ
小サイズ(6.5号)でも結構な太さなので、キズが大きく、出血多い
底辺が丸い分、背中で回転しないので、強く引いたとき差し口が痛い(と思われる(^0^))
5.その他
素材が硬いので針先が鋭利で長続き
形状が鼻カンと酷似しているため、鼻カンとしても使える
上手に鼻に刺さないと、鼻の穴が増えていく (^0^))☆爆笑☆((^Q^)v
次回、実釣編に続く...