背カン研究 #2 -形状と特徴-

鮎原人

2008年07月14日 13:00

背カンのイメージとしては、「抜けない背針」という感じ。
それも鼻カン側が自由になって背針だけが効いている感じだ。

背針だけ釣法で思い出すのが、渓流バリを背針代わりに刺して鼻カンナシで釣る方法(「稲妻」というらしい)。
一応試したが、大鮎では囮が飛んでしまう事があるし、ハリを外すときに背中へのダメージ(返しがある)が大きいし、重心を背中の中心に設定しずらいので、囮が傾いてしまい、よろしくない。

その点背カンは簡単には外れない構造(鼻カンと同程度)になっているので安心。

その背カンにも知る限り2種類ある。
タイプAが、△(三角)背カン
タイプBが、O(丸)背カン

では、背カンを使うとなって、必要な特徴はと言うと、

    1.刺しやすさ
    2.外れ難さ
    3.外し易さ
    4.鮎ダメージの少なさ

ではないだろうか。

これを基準に各背カンの特徴をまとめると、

△(三角)背カンの特徴:

    1.刺しやすさ
       線径が細ければ刺しやすい。但し先端加工の精度に依存
       フックするときコツが要る(数回で慣れる)
    2.外れ難さ
       バネ線のひねりフック方式なのでまず外れない
       高さがあるので、深くさせる=身切れしにくい
    3.外し易さ
       バネ線のひねりフック方式なので、両手が必要。爪も削れていく(^^;;
    4.鮎ダメージの少なさ
       △の底辺が鮎の頭振り運動に対して回転軸として作用するので、差し口への負担が少ない。
    5.その他
       軽くてつまみやすい。
       刺す向きが限定される(フックを頭側に出さないと、引いたときに外れる)
         →利き手に合わせて作り方が逆になる。
       先端が鈍り易い(半日は保つ、途中でヤスリで研ぐ(^^;)
             鈍ると刺すときプスッと音がする(気ガスル)
       自作する以外にない。(なんならお譲りしましょうか?)

O(丸)背カンの特徴:

    1.刺しやすさ
       鋭利な先端加工なので、滑らかによく刺さる。
        しかし△(三角)背カンよりは持ちづらい(鼻カンと同程度)
    2.外れ難さ
       ものに依るが、チューブに芯がないものは非常に不安。
       特に囮が寝た時の起こしや、引き戻す時に外れる
    3.外し易さ
       鼻カンと同程度
    4.鮎ダメージの少なさ
       小サイズ(6.5号)でも結構な太さなので、キズが大きく、出血多い
       底辺が丸い分、背中で回転しないので、強く引いたとき差し口が痛い(と思われる(^0^))
    5.その他
       素材が硬いので針先が鋭利で長続き
       形状が鼻カンと酷似しているため、鼻カンとしても使える
          上手に鼻に刺さないと、鼻の穴が増えていく (^0^))☆爆笑☆((^Q^)v

次回、実釣編に続く...




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