Loading
2016年03月03日
いいぞ! サンウルブズ
期待出来るぞ、サンウルブズ!
SR(スーパーラグビー)2016シーズンが始まった。
ラグビーワールドカップ歴代最高の瞬間に、
ファン投票で選ばれたJAPAN 桜の戦士、
今思い出すだけで、ジーンとして、目頭が熱くなってしまうが、
その熱気を受け継ぎつつ、困難な船出(準備不足)をものともせず、
立派に戦った日出るオオカミ達に、心から拍手を贈りたい。
私の予想では、参入シーズンは1勝も出来ないだろうと思っていた。
JAPANがいくら速いラグビーを展開しても、
スーパーラグビーの方が速い、太刀打ちできない、そんなに甘くないと、
これまで数年毎週の様にSR中継を観てきた身としては感じざるを得なかった。
対するライオンズは、南アの国内リーグ王者(全勝)である。
21時間の移動の不利があっても、40-3位で負けてしまうのではないか、
負ければまたラグビー人気が萎んでしまうのではないかと、
非常にネガティブな気持ちで週末を迎えたのであった。
実はチケットを買って、富山から直行して秩父宮に見に行く計画だった。
でも、 何か気持ち が阻んで、結局ビデオ観戦になった。
ところがどうだろう。
サンウルブズは立派にディフェンスし
(今や日本のお家芸の低い、ダブルのタックル)
チームメイトになった頼れる外国人選手達は、
ブレイク、ジャッカルで再三ピンチをしのいだ。
ほぼ満員の、その全てがホームチームのサポーターと化していた観客は、充分興奮出来たのではないか。
私もテレビの前で何度も居住まい正して、声援を送ったことか(録画なのに)。
特に白眉は、散々痛い目に会った3番垣永が、
自陣5メータースクラムのピンチで踏ん張って相手スクラムを粉砕したシーン。
思わず「真之介ーー!」と叫んでしまった。。
スタジアムのファンの反応も 正直だ。
ピンチのチームに 「スクラム、頑張れー!」 と声援を送り、勝つと万雷の拍手。
スクラムを応援する声など、聞いた覚えが無い。高校ラグビー以外に。
ラグビーは、バックス陣の華麗な横展開やラインブレイク、ウイングのタッチライン際の快走に湧く、
俄ファンにはそういうところがわかり易いし、実際華やかで取り上げやすい。
でもラグビーの魅力はそれだけではない。
フォワードは現代ラグビーではフィットネスを要求され、力士体型だけでは務まらない。
また、ボール争奪戦では高い技術と何処にでも頭を突っ込んで行ける勇気も重要になる。
そう、思い出すのは、ジョージ・スミスである。
生でジョージ・スミスをみてから(サントリー・ヤマハ戦)、
ジョージ・スミスの虜になった。
彼のジャッカルは天下一品、恐らくキャリア晩期の今でも、世界最高のフランカーの1人だろう。
雑誌Numberでお馴染みのスポーツライター、いつも 「熱」過ぎる筆致が特徴の藤島大が言った。
「彼のジャッカルは、最早、ジョージ・スミスと言うスポーツである」 と。
閑話休題
とにかくラグビーを見れば見る程、そう言った肉弾戦などの一見「分かりにくい」プレイに非常に惹かれる様になる。
テレビ中継だと、拡大してスローリプレイしてくれるから、よりわかり易くて嬉しい。
そういった興味の方向性の中での、あのスクラムの頑張りである。
3番は、双方の16人の力点である。尋常成らざる圧力が体幹にのしかかる。
でも押して耐えねばならない。
崩れたり足を滑らせては負け、後ろから渾身の力で押してくれてるチームメイトの努力も無駄になる。
それをしっかり耐えて、相手をひっくり返した垣永に、チームメイトがハイタッチ!
これが涙無しに見られようか!
「スクラム、頑張れ!」 の声援の中での相手圧倒である。
それまで押されていたスクラムに悲鳴を上げていたファンも、さぞ溜飲を下げたはずだ。
攻撃に目を移せば、惜しい場面は何回かあった。
ミス無く行けば、更に2トライは出来たのではないか。
木津武のノットストレートのシーンは、敵陣ゴール前だっただけに残念(攻めきった結果を見たかった)だが、
初戦のミスとして大目に見ようではないか。
何よりキャプテンが、サンウルブズ消滅の危機に立ち上がり、
堀江が行くなら俺も行く式で仲間が集まり、
こうやってチームになりつつある状態を作り上げた功労者が、
歴史的チーム初トライを挙げたのは、
シナリオの出来すぎ感さえ漂う程に、劇的であった。
サンウルブズ
もう一度言おう
日の出のオオカミ
若き伊達公子が、全豪オープンでベスト4に躍進した大会では、オーストラリアの新聞が、Rising Sun と称えた。
日の出の様な活躍と、日出る国のプレーヤーとを掛けたと見るのは穿ちすぎだろうか。
サンウルブズも、
そのオーストラリアの地で、
五郎丸擁するレッズと戦って勝利したあと、
Rising Sun WOLVES と形容されるのだろうか、
今から楽しみでならない。
@豊田スタジアム 初戦(壮行試合) vs トップリーグXV 試合開始前円陣 正面中央がキャプテン堀江翔太

この記事へのコメント
先日テレビでラグビー用語の解説をやってました。
メジャーになりつつある!
「ジャッカル」知ってますよぉ!!
「ノットストレート」?
私のことかな?
メジャーになりつつある!
「ジャッカル」知ってますよぉ!!
「ノットストレート」?
私のことかな?
Posted by かやのたも at 2016年03月04日 07:32
かやのたもさん>
ノットストレート、、
ストレートに認めるんだ! (笑)
ノットストレート、、
ストレートに認めるんだ! (笑)
Posted by 鮎原人
at 2016年03月05日 22:53
