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2009年11月19日

ハラハラ巻きの原理

改めて解説します。

この巻き方は、チモトのハラ側から、フトコロ2mmまで巻いて、ハラ側から出す故に、
「ハラハラ巻き」と呼びます。

期待される効果は、
チモト近辺のハリスが魚体に触れると、ハリ先がどこを向いていようが、くるりと下を向き背掛かりすることです。ハリス止めにセットするときも、ハリ先を神経質に正確に下向きにする必要がありません。

さて、このクルリ動作(=クルリンパ)は、なぜ起きるのか。
なぜ「ハラ」まで巻くとハリ先が下を向きやすいのか。

物理用語が正しいか判りませんがw、解説を試みました。
ハラハラ巻きの原理

一般的なヤナギは、腹側もしくは背側を直線で這わせ、ストレートに後方に出します。
ハリスの直線性が命とも言われます。
ところがこのハラハラ巻きは敢えて過剰にフトコロまで巻きます。

そのポイントは上図の「力点」の位置にあります。
一般のヤナギはハリスがストレートなので、ハリ先が上を向いていた場合、ハリ自身の重みのみで下を向くしかありません。ともすると、ハリ先が下を向かないまま、魚体を通過してしまいます。

ところが、ハリスの出所をフトコロ側に深くしてやると、先バリの重量が加わり、テコの原理が働いて、ハリを下向きに回転させる力が生じます。

仕掛が鮎と交差するとき、鮎の体側を流れる水流(「反転流」や「巻き込み流」と言われる)に沿って、仕掛に下向きの力が加わります。その力が上記「力点」に集まり、「支点&作用点」であるハリ軸を回転させる訳です(断定口調ですが、想像ですwww)

従って、先バリの無い一本バリよりも、2本ヤナギの方が、元バリのクルリンパ効果は大きくなり、ハリ先が魚体に触れる確率が上がり、釣果がアップするという寸法です。
もっとも、先バリは、ハラハラでもいいですが、枕を抱かせた漁師掛け風の方が掛かりがいいようです。



巻き方は、根巻き糸や、フライ用のスレッドが適しています。
UNIスレッド等を使い、
ハラハラ巻きの原理
バイスを使うと、上手くいきます。
ハラハラ巻きの原理

手巻きより多少手間がかかるでしょうが、効果は苦労に勝る。裏切りません。



川でどうしても道具・材料が不足するとき、
ハラハラ巻きの原理

このように、30回以上絡めて、指先を痛がりながら巻くハラハラ根性巻きもありますが、あまりお勧めはできません(爆)



ハラハラ巻きヤナギを使うようになって、小生の場合、釣果は2割アップというところでしょうか。
チラシ系よりイカリ系の方が掛かると思われるかも知れませんが、予想外にも、あまり変わらないのが驚きです。
しかもチラシ・ヤナギの方が圧倒的に背掛かりで獲れる=循環が良い。

皆さんも一度はお試しあれ。



尚、この巻き方は、九州のKさんの発案です。公開して頂き、改めて深く感謝申し上げます。
<Kさんオリジナル> いつ見ても、美しい。。。 (Kさんはツイストチラシがお好み)
ハラハラ巻きの原理






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この記事へのコメント
いつも詳しい解説ありがとうございます。最近仕掛けや道具に進歩なくて、来年のアイテムに加えさせていただきます。

今年初めて使用して驚いたのが2本ヤナギです。たまたま寸針が余ったので巻いたのですが、圧倒的に根掛かりが少ない、そして掛かりはチラシと遜色ないように感じました。針の感覚は4-5㎝とチラシより広く取ったためか、元針の背掛かりは多かったように感じます。でも、これが事実なら、今までの3本針はなんだったのでしょうね。(笑)
Posted by ゆうた at 2009年11月20日 13:11
解説の件、ご参考になれば幸いです(笑)

原人も、諏合正一さんの影響で「チラシは3本」としばらく信じ込んでいましたが、2本ヤナギでも同じように釣れますね。

特にハラハラ巻きはヤナギ専用ですし。

だけど、時にはジグザグに曲げた3本チラシで釣ってみたいんですよ、九頭龍を!
Posted by 鮎原人 at 2009年11月20日 15:05
来シーズンは是非とも激流松葉を課外授業でお願いいたします
朝のホームルームからでもいいかな?
Posted by tama at 2009年11月20日 17:22
そういえば、今シーズンの松葉はチャラしか使ってなかったですね。

激流仕様とは、また楽しみが増えました(笑)
Posted by 鮎原人 at 2009年11月20日 17:25
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ハラハラ巻きの原理
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