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福島で鮎釣りができる、普通の日々が訪れるのを祈って。
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2011年01月18日

鮎釣りは極めないほうがいい~last~

鮎原人が知っていることが一つだけあります。

それは、鮎釣りに出かけると、必ず満足感に満たされて帰ってこられるということ。

美しい魚に出会えた満足、景色や水の清々しさへの満足、川で出会った人、思い出への満足、心地良い疲労への満足、満足の数々。

鮎釣り始めた頃は、ボーズ逃れだけで満足でした。それが次第にエスカレートして記録(数、型)への挑戦に変わった頃、得られる満足感が、とても傲慢なものに変質していきました。

それは、拝金主義のいやな風潮の様。

アメリカや中国は大陸です。
そこは競争原理が幅をきかす国々で、どれだけ儲けたかがステータスの国です。
多分日本人が想像できない位に。

鮎釣り競技に関して言えば、確かに競争は良い面もあります。
しかし、どこかに殺伐としたものを残します。
勝者ばかりに当たるスポットライト、成果だけが脚光をあびる。
みなその地位を目指すが、本当の楽しみって、競争の埒外にあるんではないかと。
一度は上がってみたいと思うのも束の間、いざ立ってみるとそこは「鮎」の見えない「競争」オンリーの世界なのではないかと。

鮎釣りは「鮎」を釣ることです。
鮎釣りの世界に浸ることで、都市文明で失ったなにかを、おそらく自然のままの自然から照射される何かを感じ、それを受け止め、生きるエネルギーにして、また元の生活に戻る。
都会生活をしてたっていいんです。ただ、都会の生活は根元のところで大自然の摂理が支えている。逆に都市は自然の犠牲の上に成り立っていること。その自然を蔑ろにすると、都市文明そのものが崩壊すること。

これは遥か太古のメソポタミア文明、エジプト文明の森林破壊を例に上げるまでもなく、近世まで続いた西ヨーロッパの森林破壊をみれば一目瞭然。

しかし幸い日本にはまだ自然が残っています。

家に来ているカナダの留学生が驚いていました。
日本は国じゅうが秋葉原のようなハイテクタウンだと思っていたが、森林の多いことが意外だと。
そうです。それを知ってもらいたくて海や山やスキーに連れて行ったんです。

話が大分それました。

「鮎釣りを極める」
鮎釣りとは鮎・自然との戯れだと感じます。

数多く短時間で好釣果を上げるためにやっているわけではありません。
研究し、工夫しつくして試すのも、ある時期必要かもしれません。
人間の欲望が尽きることを知りません。
だから、都市住人の競争原理を、自然の川に持ち込んだりします。

ですが、鮎釣りに都会の評価基準たる「生産性」を求めてはいけません。
その生産性哲学を捨てるために鮎釣りをするのです。

間違ってはいけません。
釣果で幸福度は計れません。
目的意識が強すぎてもいけません。
他人との競争意識が強すぎてもいけません。

それぞれ適度に。無理をしないように、自然に。
日常を脱ぎ捨てて、自然の中に身を任せましょう。
一尾、一尾の出会いを大切にしましょう。

そして、日常と非日常(自然)とを並存させましょう。
けっして極めようと思ってはいけません。
ともするとそうなりそうな気持ちは理解できます。鮎原人もそうですから。

追いかけると 「それ」 は逃げていきます。
行き着いたと思っても決して到達できない高みもあります。
それは多分人間の欲望です。

鮎釣りが欲望の追いかけっこでは、悲しすぎます。
もっと、ほがらかに、鮎も、人も、自然も、出会いを大切にしてみては如何でしょうか?

釣りは生きている数十年のあいだの出来事です。

自分の趣味は、消費し尽くすのではなく、育みたいものです。

自戒の念を込めて。



おわり。

(2011年 のぞみ 乗車中のふとした思い)

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この記事へのコメント
色々、考えさせられました。
確かに目的意識が強すぎるかも
ガキの頃、竹藪の竹竿で鮒釣りをしていた頃を思い出しました
Posted by 尺鮎への道 at 2011年01月18日 18:07
尺鮎への道さん>

>色々、考えさせられました。

とってもコメントしずらい記事になってしまい申し訳ありません(笑)

目指すは釣りキチ三平の精神です(笑)
Posted by 鮎原人 at 2011年01月18日 18:45
オイラなにをやっても・・・・子供並みに・・・・たっぷりと遊んでます
Posted by tama at 2011年01月18日 18:56
tamaさん>
>オイラなにをやっても・・・・子供並みに・・・・たっぷりと遊んでます
素晴らしい!

鮎釣りは魔性の釣りですが、逃れる、身を持ち崩さないこつなど、ありますか?

幸い今、私は健全な範囲だと思ってますが(笑)
Posted by 鮎原人 at 2011年01月18日 19:04
他人と競わないことや比べない努力かなぁ?

よいアイデアしっかりといただき時には競うことも・・・必要
Posted by tama at 2011年01月18日 19:29
何か気の利いたことのひとつでも書こうかと思いましたが、tamaさんの初発の禅的な回答に
打ち負かされました。 裸足で逃げ帰ります。
Posted by k at 2011年01月18日 20:28
>自戒の念を込めて。

ここに全てが凝縮されてそうな(笑)

楽しさは釣果に比例しない。
それがわかっていながら、気がつけば数を追い求めている自分がいます。
まぁ、川だけは行きたくないところへは絶対行きませんから。
そのこだわりだけは死守して楽しみたいと思います。
Posted by おにやんま at 2011年01月18日 21:38
tamaさん>
やっぱり比べないようにするには「努力」が必要だったりしますね。
人間ってどうしても周囲が気になるもんですよね。

kさん>
気の利いた一言・・・何も急がなくても大丈夫です。じっくり煮詰まってから、どうぞ(笑)

おにやんまさん>
自戒の念・・・これを入れとかないと、まるっきり内容が綺麗事で、嘘になりますんで(爆)

気がつけば数を・・・
そうなんです。ほんと、麻薬みたいなもんですね。だから止めれれない、魔性の釣り。

釣りは何でも面白いですが、「鮎だけは特別」 って言葉、よく聞きますよね。
Posted by 鮎原人 at 2011年01月18日 22:41
原人さんの心底思うことと、

拙者の常に心中にあるもの
何か共通するものがあるようです

もし酒でも酌み交わしたときは
間違いなく朝になるでしょうね(笑)
Posted by mataza at 2011年01月18日 23:59
鮎原人さんに、拍手を送ります。
全く同感です。

仕事も金も女(?)も忘れて、
会社の重役も平も、年寄りも若いのも
鮎を求めて川に入れば、みんな一緒!

一日の釣りを終えて、オトリカンから手網に
鮎をあけて数えている瞬間、私は生きてて良かったと
感じます。

そして、また明日からの仕事も頑張れるんです。
ありがとう!!
Posted by 鮎大迷人 at 2011年01月19日 08:34
ウイロウです。私は学生時代サラリーマン時代を高度成長時代を実感してきたのですが古希を過ぎて解った事は意外に世間は狭いものだと知りました。営業が本職なので他人とお会いするのが仕事ですが以外な所で接点があります。私は余り良いこともしてませんが幸い悪い事もしていないので何とか好きな鮎釣とゴルフなどで日々過ごしています。昨夜のテレビで熊本の川辺川の四季が放送されました。私は何党でもダム建設を止めるのなら絶対支持します。ゼネコンも仕事ですから作るなとは言いません。がダムや川口堰を開放すれば許します。私は釣下手なので沢山釣れませんが美味しく食べてくれる友人知人がいる限り頑張るつもりです。
Posted by 高橋汎 at 2011年01月19日 10:34
改めまして。
以下、読書感です。

○昔読んだトルストイの短編小説「人には多くの土地はいるか」を思い出しました。

○原人さんとは求める価値観が近いなと嬉しくなりました。しかし、数・型への煩悩を払うのはやはり難しいですね。
こだわらないゾと思いつつも、つい求めてしまうのも釣り師のカワイイところでしょうか。

○人は、例えば鮎釣りにおいて、「極めた」との不変な自覚を持てるものかどうか。
(自分の場合、おそらくどう足掻いてもそういう日は来ないとの自信はあります。笑)

○原人さんのように自戒に思いを致すのも、やはり年期というか、プロセスが必要と思います。
鮎釣りを始めたばかりの若い人は、何も考えず川に漬かりまくって釣りに没頭して欲しいです。

○ >研究し、工夫しつくして試すのも、ある時期必要かもしれません

研究し、工夫したつもりのマイ仕掛けを持って、果たしてどういう効果があるだろうか?と
川へと向かうワクワク感は、欲にその端を発しているとはいえ、釣りの楽しみを広げてくれます。
これからも続けたいと思ってます。原人さんも止めないでね。(笑)
Posted by k at 2011年01月19日 15:02
こんにちは

私は一人で行くことがほとんどなので、人と競うことは殆どありません、

(下手なので言い訳かな)でも、やはり数多く釣りたいですね。

でも、釣れても釣れなくても、行った次の日は気持よく仕事ができます!
Posted by padapada at 2011年01月19日 16:22
私は、去年友釣りしたばっかりですが、本当に色んな事を得ました。
今までの何年間の私を、神様がランダムに選んで
これはいつの君だねって質問されても
私は答えることすらできない、夏を送っていました
でも、去年だけは違います
鮎釣りのかっこうをしてるから。
自然に溶け込んで、何もかもひとつになる瞬間、人との出会い。
掛かった時の嬉しさ、バラシタ時の悔しさ、全部がキラキラしています。

鮎釣りは鮎ありの釣り。
釣ってるんではなくて、釣らしてもらってる。
鮎に遊んでもらっている、釣りをさせてもらっていると思ってるから
鮎に優しくなれるし、可愛いし、疲れてるかい?もうちょっと頑張ってねとか
いつも、話しながら鮎釣りしてたと思います(爆)

藁科に行った時、N浜大師匠が
「あゆちゃんみてると、鮎釣りをこんなに長い間やってても学ぶ事がある」って言われて
ええっつ?私なんかに???って思いましたが、
「鮎釣りがしんどい時期もあったけど、あちゃんのおかげで楽になった、楽しく釣るってことが大事なんだって当たり前の事気づいたよ」って言って下さいました。
私は、なんも知らなくても、自分の本能のままに、
めっちゃ真剣に師匠にくっついて、無心に釣りをしてるんだけど
あまりかまえず、こだわらず、その場を楽しもう、珍プレーも経験と、思っていたので、
ベテランさんからみると、??って事が多かったと思います。
でも、こんな気持ちは、いつまでも大切にしたいなーと思います。

いつか、鮎釣りが新鮮でなくなって、数にこだわるようになったとしても、
トーナメントとか、大会目指すような事になったとしても、根に持つ物は大切にしたいなーと思います。
周りの感謝を忘れずに、この気持ちもいつまでも忘れなかったら
友釣りは私にとって、かけがえのない物になって行く気がするんです。

まとまりがなくて、ごめんなさい。
Posted by あゆ at 2011年01月19日 23:46
matazaさん>
>間違いなく朝になる・・・
私も同感です!
そして、いつかmatazaさんにお願いするかもしれない、城様式の私の別荘の設計について語り始めたら・・・そのまた翌朝になること間違いなし(笑) 
でもお金ないけど Baki!


鮎大迷人さん>
お久しぶりです!一昨年のマツバ以来ですね(笑)
鮎大迷人さんの実感と重なる部分があって、嬉しいです。
どうぞ、仕事と鮎との間を、これからも心踊らせながら行き来してください。


ウイロウさん>
そうやって、鮎を楽しみにしてくれてる友人が居ることは、最高の事ですね!
私がいつからか漁協に卸すようになってしまいましたが、改めて釣った鮎の尊さに思いをいたしたいと思います。


kさん>
私の駄文が、どこか普遍的なものがあるのならそれは、望外の喜び。
でも、ただ単に、気持ちを吐き出しただけです。
AB型なんで、突然また突拍子も無いことをやるかもしれません(笑)
工夫> 例のアイテム・・・早く製品化してよ!と、私に語りかけてきます(爆)


padaさん>
人それぞれの気持ちを満足してくれるように鮎も自然も出来ているんでしょうね。
私も一人釣行が殆どなんですが、見えない誰かと競っていた感じがします。
やっぱり、過剰な欲なんでしょうかね(笑)

あゆsann>
鮎原人史上最長コメント、頂きました!!!

そうやって誰もがのめり込むんです。一度は・・・Baki!
思いっきりのめりこんでください。でないと、せっかく始めた鮎釣りに後悔します。
トーナメントでも何でも挑戦してみてください。
ただ、自分の趣味を「消費し尽くす」ことには注意して(余計なお世話かな?)

すみません、これ以上はお説教になりそうで、やめときます。Baki!

こんなこと書かなきゃならんのも、どこかの誰かさんが、断食など始めるからだ~~!

早くラマダン終わらせて、飲みに行きましょう!(笑)
Posted by 鮎原人 at 2011年01月20日 09:16
今、8日目に突入しました(笑)
私、一人で生活してることが長いので
たまーに、自分なにやってんだろう??て思う事が多くて
誰の役にも立っていない、必要とされていない気がして、こういうのがある日突然周期のように訪れて(汗)
2か月の1回くらい、20日ほど断食したりしてました(汗)なんでやねんって言われますが。
去年は、鮎釣りしてる4カ月、1度もそういう考えになりませんでした。
身も心も、浄化したくて、またなんかそうすることで救われる気がして
精神世界の本を読んだりしながら、どんどん自分を追い込んだりしてましたが
友釣りしてるとき、無心になって、あ、この瞬間のために生かされてるのかなとか
この感激を味わうための、今までのことだったんかなーて
また、考えさせられて。

今は、オフシーズンなんでブログでは元気そうにしてますが(汗)
また、突然襲い掛かってきた事に悩まされて、断食しちゃってます
友釣りはある意味、私を一番、健全にしてくれるものだと思います(笑)
飲むのは、あと、2週間待っててくださいね。
Posted by あゆ at 2011年01月21日 19:44
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鮎釣りは極めないほうがいい~last~
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